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子どもたちへ 本を届けよう

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hataoソロコンサート 研究大会の催し紹介

さすがに、朝晩、冷えるようになりました。
一気に黄葉も進んだ気がします。

イギリス児童文学会の研究大会が迫ってまいりました。
すでにお知らせしたとおりですが……。
(→関連記事 若草物語150年!研究大会案内
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今日は、懇親会での催しをご紹介したいと思います。

ケルトの笛演奏家hatao氏をお招きすることがかないました。
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アイルランド伝統音楽のフルートのソロコンサート。
ぜひぜひ、お楽しみに。


冒頭の関連記事のページに、PDFのポスターへのリンクがあります。
ダウンロードしてお使いください。


関連記事

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若草物語150年!研究大会案内

次回読書会の課題は150周年を迎えるルイザ・メイ・オルコットの『若草物語』です。
予告通り、続報、きました~!!

12月に日本イギリス児童文学会の研究大会が開催されます。
そこで、「『若草物語』150年目の再読」というシンポジウムが開催されます。

プログラムやポスターにも、『若草物語』の四姉妹をイメージしたイラストがあしらわれています。


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日本イギリス児童文学会 第48回 研究大会
と き:12月1・2日 ところ:大阪樟蔭女子大学

シンポジウム1
「Religious Tract Societyとイギリス児童文学」(1日)
パネリスト:指 昭博(神戸市立外国語大学)、藤井佳子、多田昌美、西村醇子

シンポジウム2
「『若草物語』――150年目の再検討」(2日)
パネリスト:本岡亜沙子(広島経済大学)、吉田純子、森有礼、橫川寿美子

粗相のないように、みなさんに喜んでいただけるように、西日本支部一同で準備を進めています。
一般参加も大歓迎! みなさまのご参加をお待ちしております。

詳細は、↓一番下のリンクをクリックして、プログラムをご覧ください。

会場アクセス→大阪樟蔭女子大学アクセス
学会公式→日本イギリス児童文学会HP

ポスターPDFはこちらをクリック
プログラムPDFはこちらをクリック


↑ポスター・プログラム
ダウンロードしてお使いください。


関連記事→読書会ご案内「若草物語」・・・・・・「若草物語」を読んでシンポジウムに参加しませんか?

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読書会⑤2014年

・・・・・・読書会の記録を少しずつアップしています。

2014年(平成26年)5年目

4月 ●持ち寄りブックトーク
「道」(T)、「私の住んでいるところ」(N)、保育現場から(M)などなど

5月 ●持ち寄りブックトーク「赤ちゃん絵本」 & 慰労会・激励会(ゲスト参加)

6月 ●昨年1年間に出た本

7月 ●加古里子の絵本 ~ 知っているつもりの古典絵本~

8月お休み

9月   ●トーヴェ・ヤンソン「ムーミン」シリーズ ~ 読んでおきたい?!古典・定番・名作~

10月 ●トーヴェ・ヤンソン「ムーミン」シリーズ ~ 読んでおきたい?!古典・定番・名作~

11月 ●キャサリン・M ・ブリッグズ 『魔女とふたりのケイト』(神村)

12月 休み
1月 新年会
2月 ●「フランバーズ屋敷の人びと」シリーズ ~ 読んでおきたい?!古典・定番・名作~
3月から休会




・・・・・・長らくお世話になった関屋キャンパスでの読書会はこれでおしまい。
しばらくキャンパス移転のため、休会・・・・・・。
今思えば、5年目という、なんとなく区切りの年にキャンパス移転が重なったんですね。

そして、この年には、ずっと参加して下さったメンバーさんにもいろいろと変化がありました。
それで、5月には、研究室をはなれて、慰労会を開催しています。
職場の異動、出産、お子さんの進級や卒業……。
女性が集まると、ほんとうに、いろいろな節目がめぐってくるものですね。
そして、その影響をもろに受けるのは女性なんだな、と、そのメリット、デメリット、いろいろな見方はできますが、強く感じます。

読書会の参加者はみなさん、まじめ!で、粘り強くて、弱る時もあり、忙しくて読書会に来れない時期もありながら、いろんなことに立ち向かうともなく立ち向かい、読書会とも細く長くつながって下さっています。

そんなわけで、互いに互いの健闘を祝すことがあってもいいのではないかと思って、ちょっといつもとは違う特別な会をひらいたのでした。ふだん、こころよく、母親を送り出してくれる子どもも、この時にはゲストとして参加してくれました。

お外での食事会でも、ちゃんとお題を決めて、本を持ち寄りました。なんて真面目!? 画期的でしたね(笑)。
お題は「赤ちゃん絵本」。
妙齢の(?)男の子がおばさんに絵本を読み聞かせてくれることなんて、そうそうないですから、素晴らしい読書会だったことはいうまでもありません。
今では懐かしい、貴重な思い出の一コマです。

いつもの

通常の読書会についても、ブックトークあり、名作再読あり、一年間に出た本の回顧、絵本と、従来路線を踏襲しつつ、なかなか充実した一年でした。

長編が課題となった場合はもちろん、それだけでなく、諸事情から出席者が少ない回も増えてきまして、一回では終わらず、二回、三回と同じ本をとりあげることもこの頃から増えてきました。

持ち寄りブックトークは、個性があらわれて、テーマも、それにそって選ばれた本も印象に残ります。
何より、その時に、一人ひとりが、どんな表情で、どんな口ぶりで、本を紹介したり、読んだりしていたか、というのがとても印象に残ります。
心のこもった読み聞かせの深い味わい。好きなことについて一生懸命語る人の美しい表情。
それが人の心を打つし、そういうことの細部が脳裏に焼きつくんですね。
ゼミの卒業生が、赤ちゃん向けの絵本を紹介しながら、職場で関わっている子どもたちについて愛おしそうに語ってくれたことなどが、ありありと思い出されます。

キャサリン・M ・ブリッグズ 『魔女とふたりのケイト』は、あまり有名ではないかもしれません。
「くるみわりのケイト」として知られるイギリスの昔話を題材にして、歴史的な事実などもうまく取り込んで作られています。
「くるみわりのケイト」を語るのが好きなので、それに関係ある本として、紹介しました。

しばらく読書会を続けてみて、続けることのしんどさはもちろんあるのですが、読書の力や、同じ本をみんなで読むことで結びつけられ、支えられ、そこから力を引き出すことができる、そんなことを感じます。

キャンパス移転の前後は、とても大変でした。
まさしく「突貫工事」で、引っ越し作業をしていました。
学生たちもよく手伝ってくれて、当時のゼミ生はよくがんばってくれたと、感謝の思いがわいてきます。
そんなこんなで、この年は移転作業で暮れました。

読書会の一時休会を決めた時点では、移転後に再開するかどうか、継続できるかどうか、迷っていて結論は出せていませんでした。
読書会をはじめてちょうど5年目。
振り返ってみると、読書会にとっても、読書会メンバーにとっても、私にとっても、いろいろな意味で、節目を乗り越える時期だったのかもしれません。

さてさて、無事、再開できたかどうかは、次の「読書会⑥」でお読みください。




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読書会ご案内「若草物語」

前記事で、次回のご案内を出すつもりだったのですが、報告?感想?を書いたので、あらためて。

次回の読書会では、ルイザ・メイ・オルコット『若草物語』をとりあげます。
日程は、ただ今調整中です。10月後半か11月はじめ。
決まりました! 11月10日です。

『若草物語』は、第一巻初版が1868年に刊行されました。ちょうど150年前。
今年は150周年記念の年です。

・・・・・・ということは!?
日本では維新(戊辰戦争)150年。なんと、同じ年、なんですね~。

それにかこつけて、再読したいと思います。あ、初読でも、もちろん、結構です。
若い頃は、生意気で、なにをいまさら、と、よく思っていたんですけど、読む機会をくりかえしくりかえし提供し続けて、つねに読者を開拓していくことが大切なんだな、と思うようになりました。
初めては恥ずかしいことではないんですよね・・・・・・。なんかちょっと大人になった気がする(笑)。

そんなわけで、『若草物語』です。
お姉さんらしいメグ、はねっかえりのジョー、優しく謙虚でおとなしいベス、みんなの妹わがままエイミー。
四姉妹のくり広げる笑いと涙にいろどられた大人への旅。

四人が体験すること、そこで感じたり悩んだりすることは、150年前とは思えないほど、リアルです。

『若草物語』、『続 若草・・』、『第三若草・・』、『第四若草・・』とシリーズ四部作あります。
角川文庫で、四冊揃えて出しているはず。
その他の文庫や児童書でも、特に1巻は多数出ています。
子ども向けはダイジェストも多いので、ご注意を。




ほんの2、30年ほど前までは、こういう物語は、日本の女の子に、まったく違和感なく、多少のあこがれをもって、共有されていました。
それこそ、明治にはじまって昭和の終わり頃まで、女子の読みものの定番としてずっと読み継がれてきたんですね。
今の若い方に、それにかわるような作品ってあるのでしょうか。

10年ほど前に、大学生に、「ナルニア」の子ども達の会話に違和感があってついていけない、といわれて、当時は、非常にびっくりした覚えがあります。
内容が古いのはもちろんですが、私たちが読んできたような訳文では、もう、今の若い方には、古めかしくて読めないんでしょうね。
時代とともに新訳が求められるのも致し方ないことでしょう。
古めかしい文体になじみ、好ましく思ってきた私などは少々残念な気もしますが、翻訳文学の利点は、新訳によって生きのびることです。

それから何度も映画化されています(子ども向けアニメもありましたね)。
映画は、その時代に勢いのある若手女優さんが(4人も!)起用されるので、それぞれに見ごたえ、見どころがあります。

第一巻は、クリスマスの場面から始まります。
映画だと特に、クリスマスの気分が味わえるかも。
冬の読書にもってこいです。

『若草物語』については、また、続報も出すかもしれません。
ぜひこの機会に手にとってみてください。

続報きました~!
関連記事→若草物語150年!研究大会案内・・・・・・「若草物語」を読んでシンポジウムに参加しませんか?

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「空とぶベッド」と「動物農場」!?

9月の読書会はメアリー・ノートン『空とぶベッドと魔法のほうき』でした。
大変に好評で、第一声、「面白かった~」という感じでした。

一人一人のキャラクター設定、会話のやりとりやちょっとした動きで、その人の暮らしぶりまで見えてくるような描写の妙。
楽しくてスリルもたっぷりの冒険。
信頼関係をベースとした人と人とのおつきあい。
時代と人との関係。
大人の恋愛とその結末のつけ方。
時間的隔たりのあらわし方、伝え方
歴史的事実の取り込み方。
細部に至るまで、納得できる、優れた児童文学です。これぞイギリス、まさにイギリスな作品です。

ところで、高校生になった息子に読ませるついでに、この春、久々に、ジョージ・オーウェルの『動物農場』と『1984』を再読していました。
これまで並べて考えてみようなどと思ったことは一度もなかったのですが、ふと気づきました。
メアリー・ノートンと、ジョージ・オーウェルは、同年生まれ。完全に同時代人なのですね。

あ~、なるほど~と、思わず、声が出そうになるくらい。
何かすごく得心がいく気がして、これまで気になっていたことを解きほぐすヒントが見えてきました。

メアリー・ノートンの作品は、一見してわくわくするような楽しい作品も、一皮むいてみると、全編にただようディストピア感・・・・・。
それが時々、ぐっと前面に出て来て、ぞくっとすることがあります。そこがいいんですけどね。
私は、ノートンの作品はとても深くてこわい作品だと常々思っていました。
オーウェルの作品と対置させてみると、作品の背景が一気に広がって見えて来ます。

『床下の小人たち』で、最初にアリエッティを見る男の子は、インド帰りで、英語がおぼつかない子どもでした。
これなんぞ、まさにジョージ・オーウェルの少年時代を彷彿とさせますね。

かたや子どもを楽しませるファンタジー、かたや寓話と近未来SF。
こまかく読み解いていくと、表面的には対照的な作品のなかに、二人が生きた時代の空気がひとしく流れていることが分かります。

優れた作品は、いくら古びても、常に新しい。
ジョージ・オーウェルの作品も、今読んでも充実した読書体験が得られること間違いなし。
そして、まったく異なる時代、場所、体制を描いているようでいて、今の時代、今の政治を見事に照射して見せる力を持っています。

メアリー・ノートンの作品なんて何度読んだかわかりませんが……。
何年たっても、何度読んでも、発見があって、深くて深くて、どこまでいっても、「分からない」ことばかり。
児童文学が映し出すものの小ささ、大きさ、広大さ、深さには、ほんとうに驚かされます。

そろそろ読書の秋。雨もよいの日も多そうです。
みなさん、ぜひ、楽しい読書を。








↑今、切れているみたいですね。
岩波書店にはよくあることで、絶版ではなく、またそのうち再販かかるはず。出してくださいね!


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