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子どもたちへ 本を届けよう

西日本から 子どもたちへ本を届けよう ネットワーク

おはなし配達、小学校へ。

先日、年末のご挨拶の記事をアップしまして。
もう年内は、更新できないかも……?というつもりでいたのですが、やっぱりご報告しなくちゃ。

毎年12月に、お話ローソクの会でおうかがいしている小学校へ、今年も、おはなし配達に行くことができました。

わたしは小学校5年生と6年生のクラスに、もう一人の方とふたりで組んで入りました。

プログラム
手遊び  奈良めぐり
お 話   カッパと瓜(日本・美濃)  『おはなしのろうそく 31』 東京子ども図書館
お 話   妖精のめ牛(アイルランド・マンスター) 『子どもに語るアイルランドの昔話』こぐま社
絵 本   クリスマスツリーをかざろう
絵本・歌 The 12day's of Christmas

「カッパと瓜」はいたずらなカッパの愛嬌ある姿が目に浮かぶようでした。
文字の手習いをして、せっかく練習したから見てくれというなんて、憎めない、かわいいやつ。
年末年始、お習字の宿題が出される学校では、子どもたち、共感できるのではないでしょうか。
日本の昔話でもあるし、子どもが無理なく共感できる筋のはこびとキャラクターの造形を備えていて、丁寧に語れば、間違いないお話だと思います。

「妖精のめ牛」は、本と原書の原話英文を参照して、自分なりにテキストを直したもなのを、昨年から、何度か語っています。
まだ、テキストは修正の余地あり、なのですが、今年は、『語り継ぐ力』出版記念イベントでも語り、だいぶお話が自分のものになってきました。
とても不思議で興味深いお話です。今回は笛なし、音楽なしで語りました(笑)。

関連記事→①図書館のおはなし会・②歌と語りと音楽と……でも紹介しています。ご参照ください。

それから、クリスマスにちなんだ絵本を紹介、の予定だったのですが、残り時間が少なくなってしまったので、たくさん用意していたなかから、二冊だけ、となりました。

1冊は、最近のクリスマス絵本を導入しようと、久々に大人買いをしてしまったのですが、その中から……。
短くて読みやすい、大勢での読み聞かせむきのこちらを。



5年生、6年生でも、そして、そのあとで、反省会でローソク会のみなさんに見せたときも、同じところで同じような反応が見られて、読んでいて興味深かったです。
シンプルすぎるストーリーで、言葉は少ないのですが、画面全体を味わい、きちんと受け止めながら、丁寧に子どもたちの反応を確かめながら読み進めていくと、とても豊かな体験が得られます。
クリスマスツリーを飾る、という、ただそれだけ、のお話なのに、ちゃんと飾り付けられたツリーが輝くと……
ほおっとため息がもれ、思わず、うわ~っ、きれいっと声が上がる。

こうなると分かっていても、やっぱり感動します。
予想したとおりにことが運ぶだけなのですが、その過程を丁寧にみんなで確かめながら作っていく、その共有された時間が大切なんだと思います。
最後に出来上がったクリスマスツリーが、予想を超えた美しさでみんなの目に映るはず。
子どもたちの反応が、ここぞ、というタイミングでちゃんと返ってくると、やった!と、嬉しくなります。

そして二冊目はこちら。


わたしは積み上げ式の歌詞を紹介したくて、英語版をつかって、うたいながら見せていきます。
わたしにとっては、この季節の定番。
……というわけで、何度か紹介していますので、詳しくはそちらをご覧ください。
関連記事→①お話配達…小学校へ・②クリスマスの絵本など……2

すべての読み聞かせが終わった後で、どの学年クラスでどんな内容だったか、参加した全員で振り返るのですが、今回は、その反省会でも興味深い話が出て、とても勉強になりました。
読みたい本、語りたいお話、やってみたい手遊びが増えていきます。

この学校への配達に行けると、今年も行けてよかったなと、一年を気持ちよくしめくくれます。
楽しいひとときを、今年もありがとうございました。

今年は、会の創設者で、奈良県にお話の種をまき続けた「原点」ともいえる方が旅立たれました。
お話を語る場があり、お話を愛する仲間がいる。この当たり前も、先人の心尽くしがあってのこと。
この小さな火を絶やさず、次の人へ、次の世代へ、つなげていくことがわたしたちのご恩返しであり、使命なのだなと、あらためて。
……といってもそんな難しいことではなくて、お話を語るのも聞くのも大好きな人がいる、この幸せな居場所をこれからも大切にしたい。ただ、ただ、それだけ。

来年も、よろしくお願いいたします。



関連記事

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年の瀬のごあいさつ

あっという間に、12月。
12月に入ったとたん、一気に冷えました。みなさまいかがお過ごしですか。

おかげさまで、日本イギリス児童文学会の研究大会が無事終わりました。
今回は、実行委員として、準備を進めてきたので、感慨もひとしお。
しばらくぼーっとし、そして、今、ちょっと気が抜けています……。

そういうわけで、なかなかブログの更新もできませんでした。
一年間の出来事や仕事を振り返りつつ、そして、来年の予定、計画なども確認しながら、毎日の仕事に向かっています。
この一年、ほんとうにいろいろなことがありました。
ご縁をいただいたみなさまには、あらためて、心より感謝申し上げます。

さて、そうこうしているうちに、今週は、今年最初で最後の、小学校へのお話配達があるのでした。
お話をひとつ語って、絵本を紹介して、クリスマスの歌でもうたってこようと思っています。
忙しくて準備ができなかったので、直前に、なんとか、仕上げます。
それでも、今年は忙しくて、なかなか現場に立てなかったので、どうしても行きたいのです。
わがままですよね……。
でも、がんばります。

そして、読書会は、今回、日本イギリス児童文学会への任意の参加を一回としまして。
12月の末に、恒例の忘年会を開催する予定です。
それで、今年も終わりかな?

みなさま、よいお年をお迎えください。




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hataoソロコンサート 研究大会の催し紹介

さすがに、朝晩、冷えるようになりました。
一気に黄葉も進んだ気がします。

イギリス児童文学会の研究大会が迫ってまいりました。
すでにお知らせしたとおりですが……。
(→関連記事 若草物語150年!研究大会案内
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今日は、懇親会での催しをご紹介したいと思います。

ケルトの笛演奏家hatao氏をお招きすることがかないました。
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アイルランド伝統音楽のフルートのソロコンサート。
ぜひぜひ、お楽しみに。


冒頭の関連記事のページに、PDFのポスターへのリンクがあります。
ダウンロードしてお使いください。


関連記事

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若草物語150年!研究大会案内

次回読書会の課題は150周年を迎えるルイザ・メイ・オルコットの『若草物語』です。
予告通り、続報、きました~!!

12月に日本イギリス児童文学会の研究大会が開催されます。
そこで、「『若草物語』150年目の再読」というシンポジウムが開催されます。

プログラムやポスターにも、『若草物語』の四姉妹をイメージしたイラストがあしらわれています。


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日本イギリス児童文学会 第48回 研究大会
と き:12月1・2日 ところ:大阪樟蔭女子大学

シンポジウム1
「Religious Tract Societyとイギリス児童文学」(1日)
パネリスト:指 昭博(神戸市立外国語大学)、藤井佳子、多田昌美、西村醇子

シンポジウム2
「『若草物語』――150年目の再検討」(2日)
パネリスト:本岡亜沙子(広島経済大学)、吉田純子、森有礼、橫川寿美子

粗相のないように、みなさんに喜んでいただけるように、西日本支部一同で準備を進めています。
一般参加も大歓迎! みなさまのご参加をお待ちしております。

詳細は、↓一番下のリンクをクリックして、プログラムをご覧ください。

会場アクセス→大阪樟蔭女子大学アクセス
学会公式→日本イギリス児童文学会HP

ポスターPDFはこちらをクリック
プログラムPDFはこちらをクリック


↑ポスター・プログラム
ダウンロードしてお使いください。


関連記事→読書会ご案内「若草物語」・・・・・・「若草物語」を読んでシンポジウムに参加しませんか?

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読書会⑤2014年

・・・・・・読書会の記録を少しずつアップしています。

2014年(平成26年)5年目

4月 ●持ち寄りブックトーク
「道」(T)、「私の住んでいるところ」(N)、保育現場から(M)などなど

5月 ●持ち寄りブックトーク「赤ちゃん絵本」 & 慰労会・激励会(ゲスト参加)

6月 ●昨年1年間に出た本

7月 ●加古里子の絵本 ~ 知っているつもりの古典絵本~

8月お休み

9月   ●トーヴェ・ヤンソン「ムーミン」シリーズ ~ 読んでおきたい?!古典・定番・名作~

10月 ●トーヴェ・ヤンソン「ムーミン」シリーズ ~ 読んでおきたい?!古典・定番・名作~

11月 ●キャサリン・M ・ブリッグズ 『魔女とふたりのケイト』(神村)

12月 休み
1月 新年会
2月 ●「フランバーズ屋敷の人びと」シリーズ ~ 読んでおきたい?!古典・定番・名作~
3月から休会




・・・・・・長らくお世話になった関屋キャンパスでの読書会はこれでおしまい。
しばらくキャンパス移転のため、休会・・・・・・。
今思えば、5年目という、なんとなく区切りの年にキャンパス移転が重なったんですね。

そして、この年には、ずっと参加して下さったメンバーさんにもいろいろと変化がありました。
それで、5月には、研究室をはなれて、慰労会を開催しています。
職場の異動、出産、お子さんの進級や卒業……。
女性が集まると、ほんとうに、いろいろな節目がめぐってくるものですね。
そして、その影響をもろに受けるのは女性なんだな、と、そのメリット、デメリット、いろいろな見方はできますが、強く感じます。

読書会の参加者はみなさん、まじめ!で、粘り強くて、弱る時もあり、忙しくて読書会に来れない時期もありながら、いろんなことに立ち向かうともなく立ち向かい、読書会とも細く長くつながって下さっています。

そんなわけで、互いに互いの健闘を祝すことがあってもいいのではないかと思って、ちょっといつもとは違う特別な会をひらいたのでした。ふだん、こころよく、母親を送り出してくれる子どもも、この時にはゲストとして参加してくれました。

お外での食事会でも、ちゃんとお題を決めて、本を持ち寄りました。なんて真面目!? 画期的でしたね(笑)。
お題は「赤ちゃん絵本」。
妙齢の(?)男の子がおばさんに絵本を読み聞かせてくれることなんて、そうそうないですから、素晴らしい読書会だったことはいうまでもありません。
今では懐かしい、貴重な思い出の一コマです。

いつもの

通常の読書会についても、ブックトークあり、名作再読あり、一年間に出た本の回顧、絵本と、従来路線を踏襲しつつ、なかなか充実した一年でした。

長編が課題となった場合はもちろん、それだけでなく、諸事情から出席者が少ない回も増えてきまして、一回では終わらず、二回、三回と同じ本をとりあげることもこの頃から増えてきました。

持ち寄りブックトークは、個性があらわれて、テーマも、それにそって選ばれた本も印象に残ります。
何より、その時に、一人ひとりが、どんな表情で、どんな口ぶりで、本を紹介したり、読んだりしていたか、というのがとても印象に残ります。
心のこもった読み聞かせの深い味わい。好きなことについて一生懸命語る人の美しい表情。
それが人の心を打つし、そういうことの細部が脳裏に焼きつくんですね。
ゼミの卒業生が、赤ちゃん向けの絵本を紹介しながら、職場で関わっている子どもたちについて愛おしそうに語ってくれたことなどが、ありありと思い出されます。

キャサリン・M ・ブリッグズ 『魔女とふたりのケイト』は、あまり有名ではないかもしれません。
「くるみわりのケイト」として知られるイギリスの昔話を題材にして、歴史的な事実などもうまく取り込んで作られています。
「くるみわりのケイト」を語るのが好きなので、それに関係ある本として、紹介しました。

しばらく読書会を続けてみて、続けることのしんどさはもちろんあるのですが、読書の力や、同じ本をみんなで読むことで結びつけられ、支えられ、そこから力を引き出すことができる、そんなことを感じます。

キャンパス移転の前後は、とても大変でした。
まさしく「突貫工事」で、引っ越し作業をしていました。
学生たちもよく手伝ってくれて、当時のゼミ生はよくがんばってくれたと、感謝の思いがわいてきます。
そんなこんなで、この年は移転作業で暮れました。

読書会の一時休会を決めた時点では、移転後に再開するかどうか、継続できるかどうか、迷っていて結論は出せていませんでした。
読書会をはじめてちょうど5年目。
振り返ってみると、読書会にとっても、読書会メンバーにとっても、私にとっても、いろいろな意味で、節目を乗り越える時期だったのかもしれません。

さてさて、無事、再開できたかどうかは、次の「読書会⑥」でお読みください。




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