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子どもたちへ 本を届けよう

西日本から 子どもたちへ本を届けよう ネットワーク

ファクトフルネス

『Factfulness ファクトフルネス』




いい本でした。
ビル・ゲイツも絶賛とかで、ビジネス書として紹介されているようですが……。
そういう枠やタイトルにとらわれず、多くの方に読んでみてほしい、おすすめしたい、と思える本でした。

物事のみかた、とらえかたがいかに偏りやすいものか、それを避けるにはどんなことに注意すればいいか……。
それを、角度を変えつつ、繰り返し、丁寧に説き明かしていく。
……要約すればただそれだけ、なのですが。

平易で明快な語り口。
全編に通低する誠実さ、あたたかさ。
人類へのゆるぎない信頼と未来への希望……。
行間からにじみ、あふれ、伝わってくる力に、読み進めるほどに、静かに、けれども強く、深く、心を動かされます。

いわゆるロジカル・シンキング、安易なポジティブ・シンキング、よくある行動経済学的な本とは、なぜか似て非なる読後感。
心に響く読書体験でした。

高校生でも十分読めそうなので息子にもおすすめしたんだけど、あんまり感動しすぎたせいでうまく説明できず……。わたしがおすすめした中から、彼は先にアリエリー『予想通りに不合理』を手に取りました。



こちらは少々旧聞でして。
いわゆる行動経済学の本、です。

人は「無料」という言葉にどのくらい弱いか、性的興奮がどのくらい判断を誤らせるか、
人の評価がいかにあやふやなものか、ボランティアと仕事の違い、等々。
面白実験、目白押し。

読めば誰しも、身につまされるところがいくつかあるのではないでしょうか。
人間って愚かだな、人間ってなんて愛おしいんだろう……なんて感慨ももよおしつつ、興味深く読めることうけあい。
そして、人間の行動原理についての理解を深めつつ、より望ましい結果を導くためにはどうするべきかを考えるヒントを見つけることができます。


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柴田元幸先生講演会(速報)

お世話になっている日本イギリス児童文学会で、柴田元幸先生をお招きしての講演会を予定しています。

柴田元幸氏はアメリカ現代文学を中心に、かなり幅広く英米文学の研究、翻訳をされています。
著書、訳書は数えきれないほど……。

子どもの本に近いところでも、マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』、エドワード・ゴーリーの絵本……などなどを手掛けられています。

それから、翻訳や文学にまつわるエッセイもとっても面白くて、おすすめ!
そして、そうしたご著書では、きたむらさとしさん(イギリスを拠点に活躍するイラストレーター、絵本作家)とのコラボが、とても相性がよくて素敵なんです。
↓ほら、こんな風。



どこを切ってもきっと面白い講演会になるはずで、私自身も、とても楽しみにしています。
講演会にはどなたでも参加できます。
お楽しみに~!


西日本支部・2019年夏の講演会(速報)
********************************

日 時: 2019年6月8日(土) 午後から

場 所: 大谷学園 帝塚山学舎(「帝塚山 駅」から徒歩2分) 大阪市住吉区帝塚山中2-6-5
     www.ohtanigakuen.jp/tezukayamahouse/index.html

講 師: 柴田元幸先生

詳細は未定です。決まり次第、ご報告しますね。






日本イギリス児童文学会のHPにも情報が掲載されますのでご確認ください。
日本イギリス児童文学会/会員のみなさまへのお知らせ



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石橋千代子さんを偲ぶ会

香芝お話ローソクの会を作ってくださった石橋千代子さんがお亡くなりになりました。

石橋さんは奈良県はもとより、大阪南部、三重など、各地の語り手、お話の会を育ててくださった方。
この方の情熱と信念なくして、今のような語りの会や語り手はなかったと思います。

今日は、東京子ども図書館の松岡享子先生をお招きして、ゆかりの方々のお力添えで、石橋千代子さんを偲ぶ会がひらかれました。

私は仕事の関係で、前日の会場準備にしか行けませんでしたが、ご家族の丹精されたチューリップなどの生花が会場いっぱいに飾られ、会員の力を結集し、香芝市民図書館のご協力を得て、心づくしの準備が整えられました。

とても活力のあった石橋さんらしく、明るく華やかで生き生きとした雰囲気に満ちたホールが、今日は、会員、ゆかりの方々、ご親族などでいっぱいになったことと思います。

石橋さんの足跡を汚すことのないよう、あとを追いかけていきたい……。
石橋さんの志を引き継いで、一つでも二つでも、子どもたちに真心のお話を届けていきたい……。
お話ローソクの会の火を消さぬように、活動を続けていきたいと思います。

石橋さん、ありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。










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研究会のお知らせ

所属している学会の研究会のお知らせです。
どなたでもお越しいただけます。今回は参加費無料です。


日本イギリス児童文学会西日本支部春の研究会
********************************
・2019年3月9日(土)
・あべのハルカス23階 大阪大谷大学Lecture Room A
・支部会 13時30分〜14時
・研究発表14時〜15時10分
・講演  15時30分から~16時30

発 表 ① 飯田 美帆
「P. L. Travers Mary Poppins シリーズに描かれる鳥 ―― 「飛ぶ」「空」「神話」の観点からの考察」

発 表 ② 田中 優子
「George MacDonaldの"The Shadows"における死と再生:感覚と感情によって回復する生」

講 演 三宅 興子
「子どものための伝記物語の歴史 ― フローレンス・ナイチンゲールの場合 ― 補遺」

 ★昨年の研究大会のご発表で時間が足りなくて伺えなかった部分を中心に講演という形でお話いただきます。


※参加費は会員・非会員ともに無料
※あべのハルカス23階へは、17階でエレベーターを乗り継いでお越しください。







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受講者の声

時々、外部団体からのご依頼により、講演、講座、研修などを行います。

【受講者の声】
過去一年間に実施した絵本の講座について、主催団体から感想をちょうだいしました。
素晴らしい感想がたくさんあって感激したので、少しご紹介します。

※複数の講座からランダムに抽出。長い文章を分けたり、カットしたりしていますが、文言には手を加えていません。



・絵と音が果たす役割が別々であることがよくわかりました。

・絵本の選び方や読み聞かせのタイミング、音、声の大切さ。

・絵本の秘密(?)を知ることができてよかったです。先生の読み聞かせに引き込まれました。

・自分自身が理解してから読み聞かせないと、目の前の子どもたちの想像力をつぶしてしまうから気をつけないといけないと改めて感じさせられました。

・ページをめくるタイミングや持ち方、声の張り方など。歳を重ねても私は絵本が大好きで、受講できて感謝。

・言葉の文化を絵本で伝える。読み聞かせで子どもの言語へ豊かな文化を伝える認識ができました。

・とても充実した内容で、絵本の奥深さに改めて気づきました。まず自分自身が絵本を楽しむことから始めてみたいと思います。

・題名が何度も出てくる事も理由があることが初めてわかり、新鮮な驚きを感じました。

・何気なく読んでいましたが、文字の位置、文字のないページの「間」の取り方ということがよくわかりました。絵から子どもが想像することを大切にしたいと思います。

・絵本の読み聞かせの深さを感じました。読み手と聞き手の共有化を大切にする事。

・すごく楽しく期待感を持って聞かせてもらい参考になりました。

・ものすごく良かった。もっともっと聞きたい。昼からも聞きたかった。そして絵本の力をこの歳で感じた。

・絵本の表紙から裏表紙まで、全ページにおいて意味があり、ページ内における絵や文字の配置にも作者から読者にメッセージが込められていることに改めて気づかされた。

・すごくよかったです。もっと聞きたかったです。時間が少なく感じました。

・“言葉は「乾物」”はっとした印象的な言葉でした。

・学問的な方向から絵本を読み解くことができたのは、大変面白い講座でした。ありがとうございました。

・普段当たり前のように慣れ親しんでいる本たちが、こんな見方があるんだと、文字ばかりに集中して絵を全く見ていなかったんだと知りました。

・大学の先生のお話がとても新鮮で、興味深くおもしろかった。子ども、児童文化への目線が尊敬できます。

・絵本ってよく考えられているんだなと目からウロコでした。

・初めて知ることがたくさんで良かったです。知っている本の見方が変わりました。奥が深かったんだなと。

・文字の少ない絵本の「絵」のみでも奥深く伝わるんですね。

・絵本には流れがあって動きがあるのがよくわかりました。

・人に読んでもらうことはなかったので、絵をしっかり見て想像力が働きました。

・子どもの想像力はすごいのだと感じた。絵の中に含まれる流れ、目の動き、受け取り方に感動しました。

・わくわくする様な時間でした。ページを捲ること、タイミング、全てを含めて読み聞かせですね。

・興味深い話ばかりで限られた時間なので残念です。本当に楽しい2時間でした。

・音のお話。はひふへほ、かきくけこ、「ちいさい」、「おーきい」等。とても興味深いお話でした。

・読み聞かせを教えてもらったことがなかったので、とても参考になりました。

・今まで読み聞かせをする時は、多少の感情や演技がいるのかなと思っていたので、それだけではなく子どもに寄り添って呼吸を合わせて読みたいと思いました。

「耳からの読書」「物語体験」「好奇心」。参考になることが多く、楽しませていただきました。

・自分が間違っていなかったとホッとしました。

・読み聞かせをしていて、疑問に思っていたことなど聞けて良かったです。

・どの本の紹介も素敵で、来週の連休には図書館で借りて読んであげようと思いました。

・今日教えて頂いたことは全部習得したいと思いました。

・新しい発見でした。

・耳からの読書を大切にしたいと思います。

・今日の話を聞き、帰って早くわが子に絵本を読んであげたくなりました。

・科学の本は手に取ることは無かったが、こんなに読みやすいものだとは知らなかった。

・先生の読み聞かせにいやされました。大人になっても絵本を読んでもらえるのは良いですね。




受講者のみなさま、主催団体のみなさまには、大変、お世話になりました。
素晴らしい感想をありがとうございました。とても励まされます。

【講演・講座・研修について】
▶依頼があった団体の例
   図書館や図書館関係のボランティア団体など
   学校、園、子育て支援センターなど

▶受講者の例
   職員・スタッフ研修
   語り、絵本、子育て支援者などのボランティア養成
   保護者会など
   赤ちゃんと保護者、親子で一緒に
 
▶お引き受けしているテーマ、内容
   児童文学、子どもの本と子ども時代の読書について
   昔話の語り(ストーリーテリング)
   口伝えの物語と音楽
   絵本と絵本の読み聞かせ、赤ちゃん絵本
   など…

【講座のご依頼は…】
 kamimura.tomoka@osaka-shoin.ac.jp (アットマークを小文字に変えてください)まで。
 または大阪樟蔭女子大学までご連絡ください。

講師プロフィ―ルはこちら↓をご確認ください。
   仕事のプロフィール

 ただし、大学の授業がない時期を中心に、日程調整をお願いいたします。テーマ、内容、実施条件などは、ご相談に応じます。
 まれに、諸条件が折り合わずお引き受けできないこともございます。ご容赦ください。


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