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子どもたちへ 本を届けよう

西日本から 子どもたちへ本を届けよう ネットワーク

朝の読書 3年生

小学校3年生の朝の読書。
先月、アンソニー・ブラウンの絵本を読んだもので(関連記事はこちら)、そのつながりで、なんとなく、今回も手に取りました。


びくびくビリー (児童図書館・絵本の部屋)びくびくビリー (児童図書館・絵本の部屋)
(2006/09)
アンソニー ブラウン

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いつもびくびく……。
いろいろなことが怖くて、不安でしかたがないビリー。

おそるおそる、おばあちゃんに打ち明けた。
すると……。

おばあちゃんが教えてくれた、「ウォリー・ドール」。
心配ごとを引き受けてくれる小さな人形のおかげで、一安心……と思いきや。

この人形たちの心配はどうなるんだろ……というわけで……?!

子どもの頃、なんてことない、たんすとか天井の木目に色々な絵を思い描いて楽しんだり、ときに、怖ろしくなったり……わたしにもありました。

そんな不安に寄り添ってくれて、どんな子どもでも共感してくれるんじゃないかなと思える絵本です。

色とりどりの小さな人形たちがたくさん描かれた画面では、ぱっと明るい色が目に飛び込み、うれしい気持ちになれるはず。

さて、Amazonにも、ありました!
グァテマラでは、こんな人形に心配ごとを引き受けてもらう伝統があるそうです。


グァテマラ トラブルドール 袋入りグァテマラ トラブルドール 袋入り
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お守り屋さん

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実物を見せてあげられたらよかったなぁ……次の機会のために、買っておこうかしら……。

次は、グァテマラつながりで……。


願いごとのえほん―幸せを呼ぶ世界のおまじない願いごとのえほん―幸せを呼ぶ世界のおまじない
(2009/06)
ローズアン ソング

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古今東西、人間には、悩みや不安はつきもの、なんでしょうね。

世界のあちこちで、人は、いろいろなやり方で、お願いやお祈りをしてきました。
長年にわたり、人間が編みだしてきた、お願いごとの仕方を、美しい絵で紹介する絵本です。

この絵本の見返しには、世界地図が描かれ、この本で紹介される各地域のが示されています。
「びくびくビリー」を読み終えたあと、見返しの地図で、日本とグァテマラの位置を確認。

そして、ページをめくっていくと……。

一番最初に紹介されるのは、グァテマラ。
死者の日の凧揚げです。この凧もとってもカラフル!

その次には、日本の七夕。

というわけで、二つの絵本のつながりがとてもよく、なおかつ、季節的にも、ちょうどよいプログラムになりました。

コラージュをほどこしたカラフルで繊細な絵。
エレサ・クレヴェンの絵はいつ見ても素敵。眺めていて、飽きることがありません。
子どもたちにもぜひじっくり見てほしいなぁと思います。

……あとは、終わりのチャイムが鳴るまで、ページをめくっていきました。

タンポポの綿毛飛ばしたことあるかな?
アイルランドでは、綿毛をとばすときに願いごとをするそうです。

みんな、おこづかいもらったらどうする?
ロシアでは、銅貨を靴に入れるといいことがあるんだって。

……みんなで、ふ~ん、へぇ~と、面白がりながら見ているうちに、時間終了~!

ほかにも色々な国の願いごとが書いてあるから、また、じっくり見てみてくださいね~!
心配ごとがある人は、ためしてみてくださいね。

といって、さようなら。

時間が10分と短いのですが、絵本を置いて帰るので、こんな風に終わることもしばしば。
ブックトーク的に、本を紹介できるのはありがたい。


関連記事→願いごとのえほん「朝の読書5年生」

関連記事→七夕の本「七夕」



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E.L.カニグズバーグとヴァジニア・ハミルトン~講演会

2013年度 日本イギリス児童文学会 西日本支部講演会

E.L.カニグズバーグとヴァジニア・ハミルトンが遺した言葉
―多文化の真の意味をさぐる―


講師:島 式子 氏 (甲南女子大学名誉教授)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

所属している学会の講演会のお知らせ。


島式子氏は、長年にわたりアメリカ児童文学を研究し、数々の児童文学や絵本の翻訳を手がけてこられました。

E.L.カニグズバーグとヴァジニア・ハミルトン。
この二人の女性作家を抜きに、現代のアメリカ児童文学を語ることはできません。

ヴァージニア・ハミルトンの『マイ・ゴースト・アンクル』の翻訳者でもある島式子氏が、カニグズバーグとハミルトンに焦点をあて、「多文化」を問い直します。

……なんと興味深いんでしょう。これは、絶対面白そう?!


日時:
2013年7月20日(土)午後2時30分~4時45分
(受付開始:午後2時20分)


場所:
大阪産業創造館(〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5)
地下鉄中央線及び堺筋線 堺筋本町駅(12番又は2番出口)から徒歩約5分


※申し込み不要

※資料代500円



カニグズバーグといえば、まずはこれ!
現代社会に生きる、ふつうの現代っ子たちが家出をしたいと思ったら……?
どんな子どもでも一度は抱いたことのある家出願望を気持ちよく満たしてくれる実用の書。

わたしが、かけがえのないわたしでいるために、何が必要かを教えてくれます。


クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))
(2000/06/16)
E.L.カニグズバーグ

商品詳細を見る


カニグズバーグは、この春(2013年4月19日)、83歳で亡くなりました。

晩年まで、常に新しく、クールで、クオリティの高い作品を書き続けた作家でした。
たくさんありすぎて選べない……どれをとっても外れがない……です。


ベーグル・チームの作戦 (岩波少年文庫)ベーグル・チームの作戦 (岩波少年文庫)
(2006/09/15)
E.L. カニグズバーグ

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ティーパーティーの謎 (岩波少年文庫 (051))ティーパーティーの謎 (岩波少年文庫 (051))
(2005/08/26)
E.L.カニグズバーグ

商品詳細を見る



ムーンレディの記憶ムーンレディの記憶
(2008/10/17)
E.L. カニグズバーグ

商品詳細を見る


ヴァージニア・ハミルトンも数多くの作品があり、日本語に翻訳されたものも少なくありません。
……が、日本ではあまり売れないようで、すぐに入手しにくくなってしまいます。

アフリカ系アメリカ人の子どもたちが、日本の子どもたちにとってはあまり身近に思えないからかもしれません……残念。

というわけで、数は少ないですが、ヴァージニア・ハミルトンの作品もどうぞ。


わたしはアリラ (世界の青春ノベルズ)わたしはアリラ (世界の青春ノベルズ)
(1991/09/26)
ヴァージニア・ハミルトン

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偉大なるM.C. (世界の青春ノベルズ)偉大なるM.C. (世界の青春ノベルズ)
(1980/03/17)
ヴァジニア・ハミルトン

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雪あらしの町 (世界の青春ノベルズ)雪あらしの町 (世界の青春ノベルズ)
(1996/07/05)
ヴァージニア・ハミルトン

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こちらは、創作ではなく、ヴァージニア・ハミルトンの編集による、アフリカ系アメリカ人に伝わる昔話集です。

これが、かなり面白い!!
グリム兄弟の昔話や、シャルル・ペローのお話など、ヨーローッパの昔話と先に出会ってしまうことが多いわたしたちには、かなり不思議な話や、衝撃的な結末のお話もあります。

アジアの昔話、アフリカの昔話、ネイティブアメリカンの昔話などを読んだときにも思うことですが、かなり似通った形式や内容を持ちながら、どうしてこんなに多彩で多様なんだろう……昔話って。……人間って。


人間だって空を飛べる―アメリカ黒人民話集 (福音館文庫 昔話)人間だって空を飛べる―アメリカ黒人民話集 (福音館文庫 昔話)
(2002/06/20)
ヴァージニア ハミルトン

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関連記事

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香芝市民図書館でゼミ!

今日の3回生ゼミは、香芝市民図書館へお出かけ。

公立図書館の機能や役割、収集資料などについて、司書さんに説明を受けながら、電動書架のある書庫や、作業スペース、巡回図書館車などなど、図書館の裏の裏まで見学させてもらいました。

そして、おはなし室をお借りして、7月13日、14日に行われるSHOIN子育てカレッジのワークショップのためのプログラム検討。

今年は、紙芝居屋さんをやりたい!!ということで、香芝、葛城地域に伝わる昔話の紙芝居を中心に、資料を見せていただき、実演してみたい紙芝居を、ゼミ生みんなで選びました。

あと1ヶ月……どうなることやら……。

ですが、楽しく、準備を進めていきたいと思います。

神村ゼミの紙芝居屋さんは、14日(日)に、会場のどこかに出没します!
見つけたら、ぜひ、紙芝居を楽しんでいってくださいね。



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モーリス・センダック85周年

毎日、授業の前にパソコンをチェックしますが……。

今日は、朝一で、一気にテンション上がりましたー!



記念日仕様のgoogleロゴには、よく、感動させられたり、楽しませてもらったり……ですが……。

今日は、もう、素晴らしいの一言。作り手の深い愛が感じられます。



かいじゅうたちのいるところかいじゅうたちのいるところ
(1975/12/05)
モーリス・センダック

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まよなかのだいどころまよなかのだいどころ
(1982/09/20)
モーリス・センダック

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おいしそうなバレエおいしそうなバレエ
(2003/10/17)
ジェイムズ・マーシャル

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関連記事→もっと絵本を見たい方はこちら。センダックさん……




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バスラの図書館員

大阪樟蔭女子大の図書館発行の冊子『私(せんせい)のすすめる一冊5』の掲載記事より転載しています。
※この記事の元になった原稿は2010年9月に執筆したものです。

『バスラの図書館員 ―イラクで本当にあった話―』
ジャネット・ウィンターソン絵と文 長田弘訳 晶文社 2006

バスラの図書館員―イラクで本当にあった話バスラの図書館員―イラクで本当にあった話
(2006/04/10)
ジャネット・ウィンター

商品詳細を見る


 この夏、詩人ハイネの言葉が呼び出され、アメリカの一牧師の言動を、世界が注視するなかで、9.11を迎えました。*注)

 コーランが焼かれようとしている今、読みあいたい本があります。

 戦火のイラク、まさに人が焼かれていた、その場所で、何万冊もの本を守りぬいた人々がいました。「バスラの図書館員」アリアさんと、そのまわりの人たちです。
 アリアさんは実在の人物。現実に起こった出来事を伝える絵本です。

 ちょうど9月11日。公共図書館のおはなし会で、この絵本を子ども達と分かち合いました。


 そんなわけで、素敵な図書館と図書館員が登場する絵本、そして、「図書館があって、よかった!!!」と思える絵本を、ご紹介します。

 本と図書館のある幸せをかみしめつつ……。

*注)
この文章の元になった原稿は、は2010年9月に書かれたものです。
グラウンド・ゼロの近くにモスクを建設する計画がもちあがり、賛否両論が取りざたされ、また、イスラームの聖典であるコーランを9.11の日に焚書すると一牧師が表明したことが物議をかもしました。
このとき、あちこちで、詩人ハイネの言葉が引用されました。

『ルピナスさん』
バーバラ・クーニー作 ほるぷ出版 1987

『エリザベスは本の虫』
サラ・スチュワート文 デイビッド・スモール絵 アスラン書房 2003

『しつれいですが、魔女さんですか』
エミリー・ホーン作 パヴィル・パヴラック絵 小峰書店 2003

『はちうえはぼくにまかせて』
ジーン・ジオンさく マーガレット・ブロイ・グレアムえ ペンギン社 1981

『としょかんライオン』
ミシェル・ルードセンさく ケビン・ホークスえ 岩崎書店 2007

などなど……。

→詳しくは、こちらの記事をご覧ください。図書館と図書館員の出てくる本 “図書館へようこそ”


書物を燃やす出来事が起こるたびに、繰り返し、詩人ハイネの言葉が呼び出されます。

「・・・人が本を焼くところでは、ついには人が焼かれる
  ハインリッヒ・ハイネ1821  1933年5月10日  焚書」

ハイネ焚書_convert_20130606173335
↑ナチスドイツの時代、焚書がおこなわれた場所に掲げられた銘文
             (ドイツ、ゲッティンゲンにて 2010年夏、撮影)

残念ながら、ハイネのこの言葉は現実のものとなりました……。

この銘文が掲げられた場所のすぐそばに、カラフルなモニュメントのある学校のような建物が……。

P1010031_convert_20130606173530.jpg

子どもたちの未来のために、愚かな歴史を繰り返してはならない……と思わされる光景でした。



『私(せんせい)のすすめる一冊5』 大阪樟蔭女子大学図書館編・発行 2011.3.20より転載。修正、加筆をおこなっています。



関連記事→エーリヒ・ケストナー「本を焼くこと」
ナチスドイツ政権下の「焚書」で、ケストナーの本も焼かれました。


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子どもたちへ 本を届けよう 子どもたちへ 本を届けよう 2013年06月

子どもたちへ 本を届けよう

西日本から 子どもたちへ本を届けよう ネットワーク

朝の読書 3年生

小学校3年生の朝の読書。
先月、アンソニー・ブラウンの絵本を読んだもので(関連記事はこちら)、そのつながりで、なんとなく、今回も手に取りました。


びくびくビリー (児童図書館・絵本の部屋)びくびくビリー (児童図書館・絵本の部屋)
(2006/09)
アンソニー ブラウン

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いつもびくびく……。
いろいろなことが怖くて、不安でしかたがないビリー。

おそるおそる、おばあちゃんに打ち明けた。
すると……。

おばあちゃんが教えてくれた、「ウォリー・ドール」。
心配ごとを引き受けてくれる小さな人形のおかげで、一安心……と思いきや。

この人形たちの心配はどうなるんだろ……というわけで……?!

子どもの頃、なんてことない、たんすとか天井の木目に色々な絵を思い描いて楽しんだり、ときに、怖ろしくなったり……わたしにもありました。

そんな不安に寄り添ってくれて、どんな子どもでも共感してくれるんじゃないかなと思える絵本です。

色とりどりの小さな人形たちがたくさん描かれた画面では、ぱっと明るい色が目に飛び込み、うれしい気持ちになれるはず。

さて、Amazonにも、ありました!
グァテマラでは、こんな人形に心配ごとを引き受けてもらう伝統があるそうです。


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次は、グァテマラつながりで……。


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(2009/06)
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古今東西、人間には、悩みや不安はつきもの、なんでしょうね。

世界のあちこちで、人は、いろいろなやり方で、お願いやお祈りをしてきました。
長年にわたり、人間が編みだしてきた、お願いごとの仕方を、美しい絵で紹介する絵本です。

この絵本の見返しには、世界地図が描かれ、この本で紹介される各地域のが示されています。
「びくびくビリー」を読み終えたあと、見返しの地図で、日本とグァテマラの位置を確認。

そして、ページをめくっていくと……。

一番最初に紹介されるのは、グァテマラ。
死者の日の凧揚げです。この凧もとってもカラフル!

その次には、日本の七夕。

というわけで、二つの絵本のつながりがとてもよく、なおかつ、季節的にも、ちょうどよいプログラムになりました。

コラージュをほどこしたカラフルで繊細な絵。
エレサ・クレヴェンの絵はいつ見ても素敵。眺めていて、飽きることがありません。
子どもたちにもぜひじっくり見てほしいなぁと思います。

……あとは、終わりのチャイムが鳴るまで、ページをめくっていきました。

タンポポの綿毛飛ばしたことあるかな?
アイルランドでは、綿毛をとばすときに願いごとをするそうです。

みんな、おこづかいもらったらどうする?
ロシアでは、銅貨を靴に入れるといいことがあるんだって。

……みんなで、ふ~ん、へぇ~と、面白がりながら見ているうちに、時間終了~!

ほかにも色々な国の願いごとが書いてあるから、また、じっくり見てみてくださいね~!
心配ごとがある人は、ためしてみてくださいね。

といって、さようなら。

時間が10分と短いのですが、絵本を置いて帰るので、こんな風に終わることもしばしば。
ブックトーク的に、本を紹介できるのはありがたい。


関連記事→願いごとのえほん「朝の読書5年生」

関連記事→七夕の本「七夕」



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E.L.カニグズバーグとヴァジニア・ハミルトン~講演会

2013年度 日本イギリス児童文学会 西日本支部講演会

E.L.カニグズバーグとヴァジニア・ハミルトンが遺した言葉
―多文化の真の意味をさぐる―


講師:島 式子 氏 (甲南女子大学名誉教授)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

所属している学会の講演会のお知らせ。


島式子氏は、長年にわたりアメリカ児童文学を研究し、数々の児童文学や絵本の翻訳を手がけてこられました。

E.L.カニグズバーグとヴァジニア・ハミルトン。
この二人の女性作家を抜きに、現代のアメリカ児童文学を語ることはできません。

ヴァージニア・ハミルトンの『マイ・ゴースト・アンクル』の翻訳者でもある島式子氏が、カニグズバーグとハミルトンに焦点をあて、「多文化」を問い直します。

……なんと興味深いんでしょう。これは、絶対面白そう?!


日時:
2013年7月20日(土)午後2時30分~4時45分
(受付開始:午後2時20分)


場所:
大阪産業創造館(〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5)
地下鉄中央線及び堺筋線 堺筋本町駅(12番又は2番出口)から徒歩約5分


※申し込み不要

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現代社会に生きる、ふつうの現代っ子たちが家出をしたいと思ったら……?
どんな子どもでも一度は抱いたことのある家出願望を気持ちよく満たしてくれる実用の書。

わたしが、かけがえのないわたしでいるために、何が必要かを教えてくれます。


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晩年まで、常に新しく、クールで、クオリティの高い作品を書き続けた作家でした。
たくさんありすぎて選べない……どれをとっても外れがない……です。


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……が、日本ではあまり売れないようで、すぐに入手しにくくなってしまいます。

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こちらは、創作ではなく、ヴァージニア・ハミルトンの編集による、アフリカ系アメリカ人に伝わる昔話集です。

これが、かなり面白い!!
グリム兄弟の昔話や、シャルル・ペローのお話など、ヨーローッパの昔話と先に出会ってしまうことが多いわたしたちには、かなり不思議な話や、衝撃的な結末のお話もあります。

アジアの昔話、アフリカの昔話、ネイティブアメリカンの昔話などを読んだときにも思うことですが、かなり似通った形式や内容を持ちながら、どうしてこんなに多彩で多様なんだろう……昔話って。……人間って。


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香芝市民図書館でゼミ!

今日の3回生ゼミは、香芝市民図書館へお出かけ。

公立図書館の機能や役割、収集資料などについて、司書さんに説明を受けながら、電動書架のある書庫や、作業スペース、巡回図書館車などなど、図書館の裏の裏まで見学させてもらいました。

そして、おはなし室をお借りして、7月13日、14日に行われるSHOIN子育てカレッジのワークショップのためのプログラム検討。

今年は、紙芝居屋さんをやりたい!!ということで、香芝、葛城地域に伝わる昔話の紙芝居を中心に、資料を見せていただき、実演してみたい紙芝居を、ゼミ生みんなで選びました。

あと1ヶ月……どうなることやら……。

ですが、楽しく、準備を進めていきたいと思います。

神村ゼミの紙芝居屋さんは、14日(日)に、会場のどこかに出没します!
見つけたら、ぜひ、紙芝居を楽しんでいってくださいね。



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毎日、授業の前にパソコンをチェックしますが……。

今日は、朝一で、一気にテンション上がりましたー!



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今日は、もう、素晴らしいの一言。作り手の深い愛が感じられます。



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関連記事→もっと絵本を見たい方はこちら。センダックさん……




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バスラの図書館員

大阪樟蔭女子大の図書館発行の冊子『私(せんせい)のすすめる一冊5』の掲載記事より転載しています。
※この記事の元になった原稿は2010年9月に執筆したものです。

『バスラの図書館員 ―イラクで本当にあった話―』
ジャネット・ウィンターソン絵と文 長田弘訳 晶文社 2006

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 この夏、詩人ハイネの言葉が呼び出され、アメリカの一牧師の言動を、世界が注視するなかで、9.11を迎えました。*注)

 コーランが焼かれようとしている今、読みあいたい本があります。

 戦火のイラク、まさに人が焼かれていた、その場所で、何万冊もの本を守りぬいた人々がいました。「バスラの図書館員」アリアさんと、そのまわりの人たちです。
 アリアさんは実在の人物。現実に起こった出来事を伝える絵本です。

 ちょうど9月11日。公共図書館のおはなし会で、この絵本を子ども達と分かち合いました。


 そんなわけで、素敵な図書館と図書館員が登場する絵本、そして、「図書館があって、よかった!!!」と思える絵本を、ご紹介します。

 本と図書館のある幸せをかみしめつつ……。

*注)
この文章の元になった原稿は、は2010年9月に書かれたものです。
グラウンド・ゼロの近くにモスクを建設する計画がもちあがり、賛否両論が取りざたされ、また、イスラームの聖典であるコーランを9.11の日に焚書すると一牧師が表明したことが物議をかもしました。
このとき、あちこちで、詩人ハイネの言葉が引用されました。

『ルピナスさん』
バーバラ・クーニー作 ほるぷ出版 1987

『エリザベスは本の虫』
サラ・スチュワート文 デイビッド・スモール絵 アスラン書房 2003

『しつれいですが、魔女さんですか』
エミリー・ホーン作 パヴィル・パヴラック絵 小峰書店 2003

『はちうえはぼくにまかせて』
ジーン・ジオンさく マーガレット・ブロイ・グレアムえ ペンギン社 1981

『としょかんライオン』
ミシェル・ルードセンさく ケビン・ホークスえ 岩崎書店 2007

などなど……。

→詳しくは、こちらの記事をご覧ください。図書館と図書館員の出てくる本 “図書館へようこそ”


書物を燃やす出来事が起こるたびに、繰り返し、詩人ハイネの言葉が呼び出されます。

「・・・人が本を焼くところでは、ついには人が焼かれる
  ハインリッヒ・ハイネ1821  1933年5月10日  焚書」

ハイネ焚書_convert_20130606173335
↑ナチスドイツの時代、焚書がおこなわれた場所に掲げられた銘文
             (ドイツ、ゲッティンゲンにて 2010年夏、撮影)

残念ながら、ハイネのこの言葉は現実のものとなりました……。

この銘文が掲げられた場所のすぐそばに、カラフルなモニュメントのある学校のような建物が……。

P1010031_convert_20130606173530.jpg

子どもたちの未来のために、愚かな歴史を繰り返してはならない……と思わされる光景でした。



『私(せんせい)のすすめる一冊5』 大阪樟蔭女子大学図書館編・発行 2011.3.20より転載。修正、加筆をおこなっています。



関連記事→エーリヒ・ケストナー「本を焼くこと」
ナチスドイツ政権下の「焚書」で、ケストナーの本も焼かれました。


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