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子どもたちへ 本を届けよう

西日本から 子どもたちへ本を届けよう ネットワーク

10月読書会

日中は汗ばむ日もありますが、ぐっと秋めいてきました。
夜空を見上げたり、秋桜やススキを見かけたりして、季節を感じるこの頃です。

お知らせが遅くなりましたが、10月の読書会は10月5日です。

前回の読書会で、翻訳もの、YA、歴史もの、それから、アイルランドのものを読んでみたいという意見が出ました。

そこで、課題図書はシヴォーン・ダウドの『ボグ・チャイルド』(ゴブリン書房)となりました。
私は、てっきり、すでに取り上げた本だと思い込んでいましたが、今回、初めて取り上げるようです。

結構分厚いし、シビアなところもありますが、ボーイ・ミーツ・ガールとしても読めるし、読み応え満点の本です。

シヴォーン・ダウドは、彗星のように現れて、作家として知られ始めた矢先に病没しました。
残された作品の数はあまり多くありません。才能が惜しまれます。



以前に、読書会で取り上げたと思っていたのは、こちらを取り上げたからでしょう。
シヴォーンの遺稿に、パトリック・ネスが手を入れ、加筆して仕上げた作品。
映画化もされました。映画も印象的でした。





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図書館おはなし会

恒例。9月の図書館のお話会が無事終わりました。
相方さんに自分の持ち話から語りたいお話を選んでもらって、「瓜こひめこ」をこの日のメインに。
私は、おまけのお話として、所要時間5分程度のお話をいくつか検討し、時節柄や対象年齢も考えて、ちっちゃなわるっこ鳥を。
それにつなげて、月おとこの絵本でしめました。

▶プログラム◀
絵 本   おつきさまこんばんは  (林明子作、福音館書店)
お 話   瓜こひめこ    (おはなしのろうそく 12)
つなぎ(手袋人形) からすの親子
お 話   ちっちゃなわるっこ鳥 スペインの昔話 (『世界むかし話 〈南欧〉』木村則子訳、ウィリアム パパズ絵、ほるぷ出版)
つなぎ   月の絵本の紹介~月の模様の見立て、いろいろ~
絵 本   月おとこ  (トミ・ウンゲラー作、 評論社)

会場に、ベテランさんがすすきを季節のお花と取り合わせて活けてくださり、相方さんが自作のお月さまを飾ってくれて、季節のしつらいが完成。とってもいい雰囲気。

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いつもみなさんのこういう技と心配りには頭が下がります。ほんとに素敵です。

さてさて。
前半は若さとパワーのある相方さんが、ほぼ完璧のパフォーマンスでつないでくれました。

歯切れよく元気のいい語り。体全体を使った見事な発声。
本物のキュウリやゴーヤー、自作の瓜で子どもの興味をひきつける導入も素晴らしかったです。
後半へのバトンを安心して受け取ることができました。

ま、私は私らしく……。
若さにも元気にもいささか欠けますが、お話の世界に浸り、誠実に語る。
ただただそれだけを念じつつ。

「ちっちゃなわるっこ鳥」は、奇想天外な展開のなんだか不思議なお話で、まったくお話の先が予想できないところが面白い。
理屈抜きに楽しんでしまえばいいのですが、まじめな大人には、うん?と思うところもあったようです。
展開が読めないので、子どもも大人も、みなさん、ものすごく集中して聞いてくださっていました。

ちっちゃな鳥っこは、やりたい放題のいたずらっこ。まったく悪びれるところなし。
強い力を持つはずの王様も、いいようにからかわれ、あしらわれてしまいます。
弱いものが強いものにまさる昔話の王道パターン、民衆の風刺精神のあらわれですね。
同じく南欧のお話で半ぺらのひよこの話とも少し似たところがあるように感じます。

全体にかわいらしいお話ですし、語りが一つひとつ具体的で、明解なイメージ。
繰り返しをきっちり積み重ねていく昔話らしい形。
とてもいいお話だと思います。語りやすく、聴きやすく、幼いお子さんから楽しめます。
わたしも語っていて楽しかったし、すっかり気に入りました。

最後に月の男が出てきたところで、「お月さまには何がいる?」と聴き手に問いかけて……。
月の模様を、ウサギだけでなく、カニやおばあさんなど様々なものに見立てることを、月に関する知識絵本を紹介して話しました。

すると、「ほお」とか「はあ」とか声が上がり……。
挿絵を見ようと、ちびっこも大人も身を乗り出して、絵本の前にぐっとよって来てくれました。
好奇心わくわく!
こんなとき、読み手としてはしてやったり! とっても嬉しくなりますよね。

好奇心がわいたところで、月おとこの読み聞かせ。今日のしめくくりです。

ちよっと古びた感は否めないけど、絵もお話も、ナンセンスでユーモラス。
間違いなく面白いと思います。

「すてきな3人ぐみ」はよく知られているけれど、今は、それしか知られていない……という状況が生まれているのかも。
ベテランさんでもこの絵本をご存じない方がいらして、お蔵出しという意味でもやってよかったです。
最後まで楽しんでもらえました。

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打ち合わせる時間もなく、結構、ぶっつけだったのですが、結果として、最初から最後までモチーフつなぎで、無理なく流れるよいプログラムができました。たっぷりとした満足感のあるプログラムでした。
反省会でも、プログラムがよかったとおほめの言葉をいただきました。よかった。

相方さんの工夫と努力にはほんとに頭が下がります。
数少ない若手さん、とっても眩しく感じました。











おまけ。

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そして、ひとりでごほうび時間。

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おつかれさまでした。
楽しいひとときに感謝。



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祝!三宅興子先生国際グリム賞受賞

三宅興子先生が、長年にわたる功績から国際グリム賞を受賞されました。

日本児童文学会、日本イギリス児童文学会の双方に創立の頃から加わっておられる先達のお一人です。
今もって、少女のままのみずみずしい好奇心でもって児童文学を探求し続け、いつ、どこで、お話を聞かせていただいても、とても面白く、触発されることばかり。

賞の贈呈式と記念講演会が開催されます。

≪贈呈式 ・ 記念講演会≫ 
2018年11月9日(土)
14:00~ 贈呈式
14:40~ 記念講演

第17回 国際グリム賞 記念講演
三宅 興子 氏
「イギリス児童文学史再構築論を通して、日本児童文学を再考する」


会 場 : 國民會館 武藤記念ホール 地下鉄「天満橋」駅より徒歩

参加費 : 無料

一般財団法人 大阪国際児童文学振興財団/ 一般財団法人 金蘭会/ 大阪府立大手前高等学校同窓会 金蘭会

お申込、お問い合わせなど、詳しくはこちら→大阪国際児童文学財団/国際グリム賞














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子どもたちへ 本を届けよう 子どもたちへ 本を届けよう 2019年09月

子どもたちへ 本を届けよう

西日本から 子どもたちへ本を届けよう ネットワーク

10月読書会

日中は汗ばむ日もありますが、ぐっと秋めいてきました。
夜空を見上げたり、秋桜やススキを見かけたりして、季節を感じるこの頃です。

お知らせが遅くなりましたが、10月の読書会は10月5日です。

前回の読書会で、翻訳もの、YA、歴史もの、それから、アイルランドのものを読んでみたいという意見が出ました。

そこで、課題図書はシヴォーン・ダウドの『ボグ・チャイルド』(ゴブリン書房)となりました。
私は、てっきり、すでに取り上げた本だと思い込んでいましたが、今回、初めて取り上げるようです。

結構分厚いし、シビアなところもありますが、ボーイ・ミーツ・ガールとしても読めるし、読み応え満点の本です。

シヴォーン・ダウドは、彗星のように現れて、作家として知られ始めた矢先に病没しました。
残された作品の数はあまり多くありません。才能が惜しまれます。



以前に、読書会で取り上げたと思っていたのは、こちらを取り上げたからでしょう。
シヴォーンの遺稿に、パトリック・ネスが手を入れ、加筆して仕上げた作品。
映画化もされました。映画も印象的でした。





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図書館おはなし会

恒例。9月の図書館のお話会が無事終わりました。
相方さんに自分の持ち話から語りたいお話を選んでもらって、「瓜こひめこ」をこの日のメインに。
私は、おまけのお話として、所要時間5分程度のお話をいくつか検討し、時節柄や対象年齢も考えて、ちっちゃなわるっこ鳥を。
それにつなげて、月おとこの絵本でしめました。

▶プログラム◀
絵 本   おつきさまこんばんは  (林明子作、福音館書店)
お 話   瓜こひめこ    (おはなしのろうそく 12)
つなぎ(手袋人形) からすの親子
お 話   ちっちゃなわるっこ鳥 スペインの昔話 (『世界むかし話 〈南欧〉』木村則子訳、ウィリアム パパズ絵、ほるぷ出版)
つなぎ   月の絵本の紹介~月の模様の見立て、いろいろ~
絵 本   月おとこ  (トミ・ウンゲラー作、 評論社)

会場に、ベテランさんがすすきを季節のお花と取り合わせて活けてくださり、相方さんが自作のお月さまを飾ってくれて、季節のしつらいが完成。とってもいい雰囲気。

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いつもみなさんのこういう技と心配りには頭が下がります。ほんとに素敵です。

さてさて。
前半は若さとパワーのある相方さんが、ほぼ完璧のパフォーマンスでつないでくれました。

歯切れよく元気のいい語り。体全体を使った見事な発声。
本物のキュウリやゴーヤー、自作の瓜で子どもの興味をひきつける導入も素晴らしかったです。
後半へのバトンを安心して受け取ることができました。

ま、私は私らしく……。
若さにも元気にもいささか欠けますが、お話の世界に浸り、誠実に語る。
ただただそれだけを念じつつ。

「ちっちゃなわるっこ鳥」は、奇想天外な展開のなんだか不思議なお話で、まったくお話の先が予想できないところが面白い。
理屈抜きに楽しんでしまえばいいのですが、まじめな大人には、うん?と思うところもあったようです。
展開が読めないので、子どもも大人も、みなさん、ものすごく集中して聞いてくださっていました。

ちっちゃな鳥っこは、やりたい放題のいたずらっこ。まったく悪びれるところなし。
強い力を持つはずの王様も、いいようにからかわれ、あしらわれてしまいます。
弱いものが強いものにまさる昔話の王道パターン、民衆の風刺精神のあらわれですね。
同じく南欧のお話で半ぺらのひよこの話とも少し似たところがあるように感じます。

全体にかわいらしいお話ですし、語りが一つひとつ具体的で、明解なイメージ。
繰り返しをきっちり積み重ねていく昔話らしい形。
とてもいいお話だと思います。語りやすく、聴きやすく、幼いお子さんから楽しめます。
わたしも語っていて楽しかったし、すっかり気に入りました。

最後に月の男が出てきたところで、「お月さまには何がいる?」と聴き手に問いかけて……。
月の模様を、ウサギだけでなく、カニやおばあさんなど様々なものに見立てることを、月に関する知識絵本を紹介して話しました。

すると、「ほお」とか「はあ」とか声が上がり……。
挿絵を見ようと、ちびっこも大人も身を乗り出して、絵本の前にぐっとよって来てくれました。
好奇心わくわく!
こんなとき、読み手としてはしてやったり! とっても嬉しくなりますよね。

好奇心がわいたところで、月おとこの読み聞かせ。今日のしめくくりです。

ちよっと古びた感は否めないけど、絵もお話も、ナンセンスでユーモラス。
間違いなく面白いと思います。

「すてきな3人ぐみ」はよく知られているけれど、今は、それしか知られていない……という状況が生まれているのかも。
ベテランさんでもこの絵本をご存じない方がいらして、お蔵出しという意味でもやってよかったです。
最後まで楽しんでもらえました。

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打ち合わせる時間もなく、結構、ぶっつけだったのですが、結果として、最初から最後までモチーフつなぎで、無理なく流れるよいプログラムができました。たっぷりとした満足感のあるプログラムでした。
反省会でも、プログラムがよかったとおほめの言葉をいただきました。よかった。

相方さんの工夫と努力にはほんとに頭が下がります。
数少ない若手さん、とっても眩しく感じました。











おまけ。

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そして、ひとりでごほうび時間。

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おつかれさまでした。
楽しいひとときに感謝。



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祝!三宅興子先生国際グリム賞受賞

三宅興子先生が、長年にわたる功績から国際グリム賞を受賞されました。

日本児童文学会、日本イギリス児童文学会の双方に創立の頃から加わっておられる先達のお一人です。
今もって、少女のままのみずみずしい好奇心でもって児童文学を探求し続け、いつ、どこで、お話を聞かせていただいても、とても面白く、触発されることばかり。

賞の贈呈式と記念講演会が開催されます。

≪贈呈式 ・ 記念講演会≫ 
2018年11月9日(土)
14:00~ 贈呈式
14:40~ 記念講演

第17回 国際グリム賞 記念講演
三宅 興子 氏
「イギリス児童文学史再構築論を通して、日本児童文学を再考する」


会 場 : 國民會館 武藤記念ホール 地下鉄「天満橋」駅より徒歩

参加費 : 無料

一般財団法人 大阪国際児童文学振興財団/ 一般財団法人 金蘭会/ 大阪府立大手前高等学校同窓会 金蘭会

お申込、お問い合わせなど、詳しくはこちら→大阪国際児童文学財団/国際グリム賞














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